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門前のクスノキがピンチです。
青蓮院の門前の神宮道ぞいの、入り口に位置する青蓮院を象徴する、クスノキの大枝が枯れてしまいそうです。
2週間ほど前から急に勢いがなくなり、あらゆる手立てをしましたが、手当の甲斐なく残念な状況となりました。
ここ1ヶ月、殆ど雨が降っていないことが直接の原因かと思いますが、大枝を支える大きな根っ子の地下で、問題が発生したものと思われます。
単に水が足りなかったのではないと考えられます。
これだけ雨が降っていなくても、東山全体の巨木や、境内のどの木も、全く影響なく、枯れる木は1本もないからです。
私(門主)は青蓮院に入って25年、多くの木のトラブルと接してきました。その都度、あらゆる努力を傾け、複数の専門の先生のご意見や、ご指導をいただいてきました。
その中で行き着いた結論は、医学と違って、木のことは、専門の先生でも、あまり良く分かっていらっしゃらないのではないかと思ってしまいます。
医学でも未知の領域がたくさんありますが、木についてはもっと多いように思います。
青蓮院門跡