トップ > 茶室 好文亭
江戸時代の天明八年(1788年)に、天明の大火によって御所が炎上しました時に、後桜町上皇は青蓮院を仮御所としてご避難されました。好文亭は、その際、上皇が御学問所としてお使いになった由緒正しき建築物であります。
明治以降は茶室として活用していましたが、平成五年四月、ゲリラ事件の被害に遭い、惜しくも焼失してしまいました。その後、皆様の温かいご支援により、平成七年秋に竣工し、三笠宮両殿下のお成りのもと、裏千家お家元 千宗室様により盛大な釜開きを挙行致しました。
焼失前の図面と、本院所蔵の創建当初の平面図「御学問所」を基に、江戸時代の本格的数奇造りを忠実に再建しました。木材等の材質も全く同じで、完全復元されましたた。内部は四畳半の茶室三部屋と六畳の仏間、水屋等からなります。障壁画十三画は、日本画の大家、上村淳之画伯の御奉納による花鳥図です。
好文亭では、毎年春と秋に特別拝観期間を設け、お茶室を一般公開しております。
期間中は、月釜の茶会「青蓮会」の先生並びに社中の方々のご協力により、正式のお茶のお点前をお楽しみ頂けます。お茶席が初めての方もお気軽にお越し下さい。
- 特別拝観期間
- 春:4月1日〜5月5日の間の土・日・祝日(除外日:4月21日)
秋:11月1日〜30日の間の土・日・祝日 - 特別拝観時間
- 10:00〜15:30
- 特別拝観料
- 1,200円(お点前は抹茶、または煎茶、菓子付)
※特別拝観料以外に従来の拝観料が必要です。 - お問い合わせ先
- 075-561-2345